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木, 10 4月 2014 15:25

Das Gewesene kommt. -未来で出会う今日のために-

今年も、早いもので、4月が始まりました。
新しい環境が始まったりと、今の自分と向き合うきっかけに出会うことも多くなるこの季節。

今の現状にあまり納得がいっていないなあ、なんだか上手くいかないなあと
時には、思わずため息がでてしまうという方もいらっしゃるでしょう。

今やっていることに意味が見出せない。
そんな時、みなさんはどうしていますか?

今日は、目標ややりがいが明確に感じられないと、あたかも幸せからかけ離れているように
考えてしまいがちな私達に、フランクルも大好きだった、この詩をお贈りします。

私は眠り夢見る、
生きることがよろこびだったらと。

私は目覚め気づく、
生きることは義務だと。

私は働く・・・ すると、ごらん、
義務はよろこびだった。
                     (タゴール: ノーベル賞を受賞したインドの詩人)


フランクルはこの詩を、こう解説します。

生きるということは、私達にとって、ある意味「義務」であり、たったひとつの重大な「責務」。
よろこび、即ち幸せは、決して得ようとして得るものではないし、目標であってもならない。
それは、結果として、おのずと湧きでるものなのだと。

また、ハイデッガーとも交友のあったフランクル。
ウィーンのフランクルの自宅で、「過去」や「現在」の概念について談笑していた際、
お互いの考えに賛同したハイデッガーが書き残した素敵な言葉も紹介してくれています。

Das Vergangene geht.   (通り過ぎただけの過去は、もう過ぎてしまった)
Das Gewesene kommt.  (けれど、生き抜かれた過去はやってくる)

未来で出会う、大切な過去の為に。 今日、この瞬間から、今を大切に生きてみませんか?

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Last modified on 木, 10 4月 2014 16:27