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日, 01 6月 2014 13:36

Ich drücke dir die Daumen

"Ich drücke dir die Daumen."

こちらは、「頑張って」、「応援しているよ」という時に使う、ドイツ語の表現ですね。
文字通り、両親指を握り締めながら、相手の幸運を祈って使います。

カウンセラーは、通常、相手に自分のペースを保ってもらえるよう、「頑張って」という言葉を掛けることはありませんが、
それでも、こころから応援したい!とエールを贈りたくなる気持ちが、熱く込み上げてくる瞬間があります。

どんな瞬間かというと、

"その人にしか実現できない、とても大切な人生の意味を、その人が見つけた瞬間"

悩みを抱えていても、悲しい出来事や辛い経験に出会ったとしても、「それでも・・・」と前を向くことが出来る。
その人間の強さを信じ、寄り添いながら、その人だけの人生の意味を探すお手伝いをしている私達、ロゴセラピスト。

その意味探しとは、一般に言われている価値観や、誰かの言葉を単に受け継ぐのではなく、
その人自らが、自分の人生において、自分にとっての意味を見つけ出すというもの。
時に、それは、フランクルのいう、体験価値、創造価値、態度価値という形で、実現されます。

苦悩と真正面から向き合うという決断が、どうしても必要となってくる、とても勇気のいる作業です。

「向き合う」という瞬間が、いつなのか - 今、なのか、それとも、5年後、或いは10年後なのか。
それは、人によって様々。 今日までの人との出会いや体験、自身の想いを経て、
「今が向き合う瞬間だ」と、自分自身が判断を行うのです。

その覚悟を感じた瞬間。
その勇気と決断に対して、私は、両親指をしっかりと握り締めて、敬意と共に、
こころからのエールを、実は、こっそりと贈っているんです。

今日も、私の親指は、こころからの想いを込めて、しっかりと握り締められています。
意味が癒してくれる、これからの素敵な人生を願って。


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Last modified on 日, 01 6月 2014 16:18
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